【なろう漫画レビュー】余りモノ異世界人の自由生活 ~勇者じゃないので勝手にやらせてもらいます~/頭がいいキャラを描きたかった…のか…?

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ひまり
ひまり

今回はアルファポリスCOMICSから出版されてる

余りモノ異世界人の自由生活
勇者じゃないので勝手にやらせてもらいます

をレビューしていきます。

超難関ダンジョンで10万年修行した結果、
世界最強に(1)
ずんだもん
ずんだもん

長い割には目的も内容もわからないタイトルなのだ。

ひまり
ひまり

早速中身を見ていきます。

ひまり
ひまり

なにやら誰かが走ってきました。

ひまり
ひまり

そして泣きながら謝られます。
これは主人公に謝ってるんですかね?

ひまり
ひまり

そしてこのやけに物分かりがいいのが主人公です。

ずんだもん
ずんだもん

普通「俺死んだ?」って人に聞くかな?

ひまり
ひまり

そして女の子が泣き叫びながら自分の世界のせい
主人公が死んだことを告げて冒頭終了です。

ずんだもん
ずんだもん

うーん…面白くなさそうなのだ…

ひまり
ひまり

冒頭なので印象的なセリフを入れたり
意味深なシーンを入れるのはいいんですけどね。

ずんだもん
ずんだもん

死ぬようなことがあったのに異様に冷静な人間味のない主人公

理由もわからず泣き叫んでる女の子を見せられても続きが面白そうとは思えないのだ。

ひまり
ひまり

でも続きを見ていきます。

ひまり
ひまり

時が巻き戻って生前の話ですね。
ブラック企業勤めだったそうです。

ひまり
ひまり

そして帰りのバスに乗って気付けばここに~っていう流れです。

ずんだもん
ずんだもん

いつものなのだ。

ひまり
ひまり

そしてまだ謝り続けるだけの女の子。

ずんだもん
ずんだもん

女神みたいだけどちょっとしつこいのだ。

ひまり
ひまり

どうやらこの女神が管理する世界の一国で勇者を召喚する儀式が行われた結果、主人公が乗っていたバスが事故にあって全員転生してしまったようです。

ずんだもん
ずんだもん

まぁここも「いつもの」って感じなのだ。

ひまり
ひまり

実際に選ばれた勇者はバスの運転手らしく主人公を含む乗客はただ巻き込まれただけとのこと。

ひまり
ひまり

そして申し訳ないので女神がスキルをプレゼントしてくれるそうです。

ずんだもん
ずんだもん

まぁここも「いつもの」って感じなのだ。

というか擦られ過ぎてなんの面白味もない設定をダラダラと説明し過ぎなのだ。

ひまり
ひまり

主人公が「他の乗客はどうしたのか」と聞くと

ひまり
ひまり

スキルのことを話したらみんな女神が管理する世界に来たとのことです。

ずんだもん
ずんだもん

乗客全員が異世界に行ったのか…

ひまり
ひまり

そしてそれを聞いた主人公は言います。

ひまり
ひまり

「スキルを持たせた人を大勢送ったら混乱するのでは?」

「世界の人達が自分で問題を解決しなくなるのでは?」

ずんだもん
ずんだもん

いや、お前誰やねん。

ひまり
ひまり

今初めてその世界のことを聞いた人間がなに目線で口を出してるんですかね。

ひまり
ひまり

そしてこんなクソめんどくさい男と関わってしまい目が回ってしまう女神様。

ずんだもん
ずんだもん

かわいそうなのだ。

ひまり
ひまり

そんなことは気にせず「問題の根幹はそこだ」とか言って話を続ける主人公。

ずんだもん
ずんだもん

どこだよ。

ひまり
ひまり

「今回たくさん人が来たなら異世界人はしばらくいらない。」

「異世界召喚の技術を民から取り上げよう。」

ずんだもん
ずんだもん

お前ほんとなんなの?

っていうか問題の根幹って結局どこ?

ひまり
ひまり

女神もクソ迷惑なクレーマーの対応でこんな状態に。

ずんだもん
ずんだもん

女神様がかわいそう過ぎるのだ。

ひまり
ひまり

そんな辟易している読者と女神を置いて「頭が切れる男」になりきって気持ちよくなってる主人公は続けます。

ひまり
ひまり

「時空が安定するまで召喚禁止にしよう。」

ずんだもん
ずんだもん

そんなよくわからん基準でコロコロ取り上げたり与えたりしたらそれこそ国が困るのだ。

ひまり
ひまり

クレーマーってなんでなにも知らないのにこんな偉そうな指示を出せるんですかね。

ひまり
ひまり

しかし当の女神は「真一さん…優しい…!」となってます。

ずんだもん
ずんだもん

あー、この作品終わったのだ…

読者置いてけぼりで主人公ヨイショなのだ…

こうなってしまった作品を救うことは今の技術ではできないのだ…

ひまり
ひまり

ということで転生しました。
ついでに子供になってました。

ずんだもん
ずんだもん

ちょっと待つのだ。

ひまり
ひまり

そしたら目の前に死体がありました。

ずんだもん
ずんだもん

ひえっ…!

ひまり
ひまり

突然取り出したスマホによるとバスの運転手で本来勇者になるはずだったそうです。

ずんだもん
ずんだもん

このスマホは一体なんなのだ。

ひまり
ひまり

女神からもらったスキルみたいです。特に説明はありません。
というかあの女神が送って事故ったなら主人公もこうなる可能性があったってことですかね。

ずんだもん
ずんだもん

なんでこのやべぇクレーマーみたいなやつをこうしなかったのだ?

ひまり
ひまり

この場ではこの国の召喚主らしき人物が話をしています。

そしてそれに気付いた頭がキレる主人公はこう考えます。

ひまり
ひまり

「みんな真剣に聞いているようだけど、あの手の顔には見覚えがある」

ずんだもん
ずんだもん

いや、お前も真剣に話を聞くのだ。

この世界のことなにも知らないんだから。

そうやって斜に構えて人の話を聞かないからブラック企業で働くことになるのだ。

ひまり
ひまり

まぁでもなんかあの手の顔には見覚えがあるらしいです。

ひまり
ひまり

「急なクライアントの要望に良い顔をした時の課長と同じ」だそうです。

ずんだもん
ずんだもん

え…全然わからないけど…

この人は今どちらかというとクライアント側の立ち位置なんだから
「急な要望を出しているクライアントの顔」
でいいんじゃないの?

ひまり
ひまり

なんか変に捻った言い回しをしようとして滑ってる部分が目立ちますね。

ひまり
ひまり

そんなことを考えてたらつまみだされました。

ずんだもん
ずんだもん

この兵士さんはちゃんと主人公が使えない人材ということを見抜いてるのだ。

ひまり
ひまり

いい仕事してますね。

ひまり
ひまり

でも適切な判断により追い出されたのに

「勝手に召喚したのはあなた達ですよね?その対応は筋が通ってないのでは?」

と逆切れです。

ずんだもん
ずんだもん

まぁたしかにそれはそうかもなのだ。

ひまり
ひまり

でもそもそも元の世界に戻るかスキルをもらってこの世界に来るかの2択だったんですよね。
だから主人公は自分の意思でここに来てます。

ずんだもん
ずんだもん

じゃあダメじゃん!
やっぱ筋通ってないのコイツじゃん!

ひまり
ひまり

そして熱が入って文句垂れまくりの主人公。

ずんだもん
ずんだもん

文句言ってもしょうがないんだからいい加減に諦めるのだ。

ひまり
ひまり

しかも言うだけ言ってガン逃げです。

ずんだもん
ずんだもん

くそダセェのだ。

ひまり
ひまり

優しい兵士は「子供の言うことだから」と見逃してくれますが中身は30近い男です。

ずんだもん
ずんだもん

救えないのだ…

ひまり
ひまり

そして兵士が追ってこないことを確認してから「ブラック兵士か」と捨て台詞です。

ずんだもん
ずんだもん

ブラックとかじゃなくて普通にこんなわけわからんガキ相手に持ち場を離れないのだ。

ひまり
ひまり

兵士はとてもいい仕事をしてますね。
少なくとも生前のコイツよりは有能でしょう。

ずんだもん
ずんだもん

というかここまでの流れで主人公を好きになる要素ある?

ひまり
ひまり

まだまだ主人公の快進撃は続きます。

ひまり
ひまり

街の様子を一目見るなり

ひまり
ひまり

この国はヤバそうだからおさらばしたい。

とか言い出します。

ずんだもん
ずんだもん

こいつさっきから全てに対して失礼過ぎるだろ。

ひまり
ひまり

そしてお金を稼ぐため、いまだに説明もされてないスマホで冒険者ギルドを探し…

ひまり
ひまり

「20連勤当たり前のブラック社畜をなめるなよ…!」

と誰に向けてるのかわからない決め台詞を吐いて冒険者ギルドに向かいます。

ずんだもん
ずんだもん

決め台詞までだせぇのだ…

ひまり
ひまり

そして最後まで説明されなかったスマホで薬草を探したり

ひまり
ひまり

これまた急に出てきた異空間バッグとやらにしまっていきます。

ひまり
ひまり

そして時は流れ…

ひまり
ひまり

無事に国を出ました(完)

ずんだもん
ずんだもん

一番大事な国を出るまでの過程は描かないんかい!!

ひまり
ひまり

すごいですね。久々にここまでクソな作品を読みました。

ずんだもん
ずんだもん

結局これは何を描きたかったのか全然わからなかったのだ。

ひまり
ひまり

なにがクソかって言ったら全部なんですけど特に酷いのはやっぱり主人公ですね。

もう散々言いましたけど、こいつは全てに対して上から目線で「自分は頭がいいからうまくやれる」って思ってる一番厄介なタイプの無能なんですよね。

・いきなり女神様に意味わからん指示出しとかし始める。

・転生先ではいきなり胡散臭いとか言って偉い人の話を聞かず、追い出されたら逆ギレ。


・街を一目見て「この国はやべぇ」とか言っちゃう。


これですからね。

ずんだもん
ずんだもん

よく生前こいつを雇ってくれる会社があったな。

ひまり
ひまり

まぁでも作者が意図してこういう無能キャラを主人公にする目的があるならまだいいんですよ。まだ。

でも問題なのがこの世界が主人公を全肯定してるところなんですよね。

ずんだもん
ずんだもん

普通にこんな意味わからんやつ転送時に処刑してもいいレベルなのに女神様とかずっと主人公をヨイショしてるのだ。

ひまり
ひまり

「国がまた召喚しようとしてる」となぜか主人公に報告したら…

ひまり
ひまり

主人公はなにも知らないのに無責任な指示を出す。

ひまり
ひまり

「魔物が大量発生した」とまたなぜか主人公に相談する。

ひまり
ひまり

そしてまた意味わからん無責任な指示を出す。

ずっとこんなことしてます。

ずんだもん
ずんだもん

読者は主人公のクソさにイライラしてるのに、作品はずっと主人公を持ち上げてるからストレスが溜まりっぱなしなのだ。

ひまり
ひまり

仮に主人公がまともな普通の人で、読者にストレスを与えない存在だったとしても別に面白くはないですけどね。

主人公の目的も特にないし、そもそもこの作品が何を見せたいのかわからないんですよね。

ずんだもん
ずんだもん

主人公がクソってことしか描いてないからなぁ。

ひまり
ひまり

女神からもらったスキル

・スマホが使える

・物がたくさんしまえるカバンが使える

・成長速度が速いらしい


この3つらしいですが全部まともな説明がされてません。

ずんだもん
ずんだもん

しかも全部地味で目立たないのだ。

ひまり
ひまり

だから作者的にはチート能力で無双するタイプの主人公にするつもりはないんだと思うんですよね。

じゃあ作者はなにを持って「主人公を主人公としてるのか」というところなんですけど…

作者は主人公を「頭が回る切れ者」として描きたかったんだろうなと感じます。

ずんだもん
ずんだもん

でも漫画のキャラクターは作者より頭がよくなることはないからそれは無理なのだ。

ひまり
ひまり

「自分が他人より有能で賢いと勘違いし他人を見下してて口が悪い無能」になってしまってますね。

ずんだもん
ずんだもん

改めてそう書かれると最悪なのだ…

ひまり
ひまり

あとさらにここからこの作品の評価を下げるポイントがあります。

ずんだもん
ずんだもん

まだなにかあるの!?

ひまり
ひまり

それは作品全体を通してなんですけど言い回しで「ん?」ってなる部分がとても多いですんよね。

ひまり
ひまり

例えば、繰り返しになってしまいますが一番最初の「問題の根幹はそこだ」も何度見ても根幹がどこなのかわからないし

ひまり
ひまり

ここの「クライアントにいい顔をしてる時の課長」も全然わからないし。

ひまり
ひまり

ギルドに向かう時の決め台詞も誰に向けて言ってるのかも言葉の意図もわからないし。

ひまり
ひまり

クエストを受ける時の

「他の国ならともかくこの国で目立つのはダメだ」
「一生目立たなくていいけどこの国だけはダメだ…!」

ここも文章変ですよね。

ひまり
ひまり

あとは装備を揃えるシーンで

「弓にしたのはコンパクトで子供でも扱いやすいから」

っていうのも

「弓ってかなり力がいるし大きいから子供向きじゃなくない?短剣とかの方がよくない?」

って思うし

ひまり
ひまり

ここの流れで弓で鳥をしとめて弓術のスキルが上がるんですけど

ひまり
ひまり

これを見て「チートだったのかもしれない」っていう感想が出てくるのも

「弓を使って弓のスキルが上がるとなんでチートなの?」

って感じだし

ひまり
ひまり

この鳥を食べる時に

「昼休みに会社で食べたコンビニ弁当依頼の食事だ」

ひまり
ひまり

「どれくらいの時間が経ったんだろう」

ひまり
ひまり

「時空も超えたし把握不可能だが…」

ひまり
ひまり

「ふうっ、さすがに腹が減ったな」(肉を焼きながら)

ここもめちゃくちゃ違和感あるんですよね。
セリフの順番変じゃない?

「ふう、さすがに腹が減ったな」

「時空も超えたしどのくらいの時間が経ったかはわからないけど」

「コンビニ弁当依頼のご飯だ」(肉を焼きながら)


こっちの方がだいぶ自然だと思うんですけど。
セリフが真逆なんですよね。

ずんだもん
ずんだもん

完全にオーバーキルなのだ。

ひまり
ひまり

ただでさえクソつまらないストーリーをクソみたいな主人公がなぞってるだけなのに、節々に意味不明なセリフまであるのでまともには読めないですね。

まとめると

「やはりキャラクターが作者の知能レベルを越えることはない。」

というところですかね。

ずんだもん
ずんだもん

読みたい人は読んでみたらいいのだ!

ひまり
ひまり

それではまた。

超難関ダンジョンで10万年修行した結果、
世界最強に(1)

この記事で使っている漫画画像は全て「余りモノ異世界人の自由生活/アルファポリスCOMICS」に帰属します。

冥鳴ひまりとずんだもんのイラストはとらっかぁ様のイラストを使用させていただいております。
[とらっかぁ様のX]

コメント

  1. ゲームウサギ より:

    作者さんは主人公と神様を混同しているようです。

  2. ゲームウサギ より:

    作者さんは主人公と神様を混同しているようです。

  3. 匿名 より:

    同感でした。主人公の性格がひっどいです。

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