【なろうがつまらない理由】落ちこぼれ[☆1]魔法使いは今日も無意識にチートを使う/あまりにも卑屈過ぎる主人公を全員で介護するお話

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今回はアルファポリスCOMICSから
出版されてる

落ちこぼれ[☆1]魔法使いは
今日も無意識にチートを使う


をレビューしていきます。

落ちこぼれ[☆1]魔法使いは、今日も無意識にチートを使う(1)

タイトルは短めですね。

「無意識」とか「無自覚」とか
こういうワードは高確率で読者に
無駄なストレスを与えてくるので
注意して中身を見ていきます。

「魔術師、戦車、女教皇
 22の神が守護するこの世界
 ”レムリシア”では…

 成人の儀式の際”アルカナ”と呼ばれる
 特別な能力を授けられる」


だそうな。

タロットカードがモチーフですかね?

私も詳しいわけではないですが
タロットカードに馴染みがない人は
少々入りづらい世界観ですね。

アルカナとかいう力は☆の数が多いほど
強いと言われているらしく…

いつも通り主人公は☆1でした。

まぁタイトルにも書いてるしね?
っていうところで冒頭終了です。

なんの捻りもないいつものなろうですね。

少し変わってる点といえば
“タロットカードがモチーフ”
っていうところくらいですかね?


あ、でも軽くネタバレすると
今後別にタロットの特性が活かされることは
ないので忘れてもらっていいです。


ややこしくしてるだけの無駄設定ですね。

“アルカナ”はいつもので言う所の
“ジョブ”とでも読み替えておけば問題ないです。

しかも

「☆の多さはその人の価値となる。
 ただし天才は除く。」


とか設定の根幹からもう曖昧過ぎて
この先に不安しかないですね。

「いくら才能があって努力をしても
 星の数で上限が決まってしまう」


とかなら星の価値で全て決まるのもわかるけど

「才能あるなら星は別に関係ないよ」

って言うなら、じゃあこの星は
なんなんだよって感じなんですが。

というわけで時が巻き戻っていきます。

授業を受ける主人公達。

「バーグナーなんちゃら」とか
「エルメリアなんちゃら」とか


専門用語が多いですね。

ここでは読者のために
基本中の基本をおさらいしてくれます。

主人公が通う「冒険者予備学校」の
存在意義とは。


ということで居眠りをしてた人が
指されて主人公が助けようとして…

先生に怒られて主人公が
答えることになります。

主人公やその周りの関係性が
パッとわかるいいシーンですね

というわけで次のシーンでは
先生と主人公の質疑応答なんですが

なんかめっちゃ喋ります。
読んでられないので要約すると

「ここはダンジョンに行く冒険者を
 育てる学校で、冒険者になるには
 星の数とスキルが重要です。」


って書かれてます。

ゴチャゴチャと出てくる用語は
ほぼ出てこないので忘れていいです。

というわけで質疑応答は完璧だった
優秀らしい主人公くん。

しかしそうなると
黙っちゃいねぇ男がいます。

「平民はその程度で
 ちやほやされて羨ましいぜ」


とのことで追放物と言えば
ヘイト役ですよね。

相変わらずなろうのヘイト役は
わかりやすいです。

しかし

「身分の高さにあぐらを
 かいてると痛い目を見るぞ」


と、すかさず注意をする先生。

なんでかって言うと
アルカナの星の多さや付属のスキルの内容は
身分で決まるわけじゃないから
ってことですかね。

なんか話が繋がってないような
感じもしますが。

そして結論が

「明日から同僚になるかもしれないやつに
 ケンカを売るな」


ってことなんですけどやっぱり微妙に
噛み合ってない感じがするのは私だけですかね?

そしてついでに

「主人公は星が多くなる可能性が高いぞ」

と盛大なフラグも建てていきます。

なんで主人公が星が多くなる可能性が
高いのかは謎です。

冒頭の話を見る限りは

「才能と星は無関係」

ってことでしたが星の数の予測なんて
どうやってするんですかね。

そんな疑問を残しつつヒロインと
イチャつく主人公。

やけに長い右腕と変なポーズで
ヒロインを誘惑します。


「はいはい、いつもの追放前の
 幸せアピールシーンね」


とか思ってると…

急に「インヒーレント魔法持ち」とかいう
謎の用語が飛び出してきました。

普通はアルカナというジョブみたいなものを
もらい、それにスキルが付属する形ですが

「主人公を含むインヒーレント魔法持ちは
 システムを無視してスキルが使える」


ということだそうです。

え…?

マジでアルカナの存在意義ってなんなの?

インヒーレント魔法持ちじゃない人の
救済システム的な感じ…?

しかもアルカナの星の数も
才能があれば別に関係ないって…


既に魔法やらスキルやらが使える
主人公とかは別にアルカナいらなくない?

自転車に乗れない人がアルカナっていう
補助輪を付けてもらう感じで考えておけば
いいんですかね?

もう自転車乗れる人は補助輪いらないけど
規則的には付けなきゃいけないから
仕方なく付けるみたいな?

でもどんな性能の補助輪が付くかは
運だよってことですね。

でも才能あれば別にどんな補助輪でも
普通に乗れるから頑張ってねって
感じでしょう。

というわけでなんとかアルカナとスキルに
ついて解釈を深めたところで
主人公が星1の補助輪をもらいました。

まぁでも主人公はもう普通にスキルを
使えるから別にどうでもいいですねはい。

才能もあるみたいですし。

一応落ち込んでるふりをしていたところに
ヘイト君がウッキウキで乗り込んできました

どうやらヘイト君は星4の
補助輪(アルカナ)をもらったそうです。

でももう自転車に乗れる主人公に補助輪で
マウントを取っても意味がないことには
気付いてないっぽいですね。

ヘイト君は調子に乗り続けますが
主人公は穏便に済ませたい様子。

なかなか大人ですね。

ただこのゴリラの聞き分けがあまりにも
悪いのでバチっとお仕置きをします。

痺れたゴリラ君は「星1のスキルか?」
聞きますが主人公は

「努力で得た技術」

と言っています。

本当に補助輪(アルカナ)が
割とどうでもいい世界みたいですね。

これを皮切りに主人公はゴリラに
色々な魔法をぶっ放していきます。

星4の補助輪はタフだなってことで
「ストック」とかいう謎の技術を持ち出して

パラライズで麻痺させて

スリープで寝かせます。

サンドバッグで草

性能がいい補助輪をもらったところで
補助輪なしで好き勝手スキルや魔法が使える
やつに勝てるわけないですよね。


普通に考えたらわかります。

でもなぜかこの世界は

「スキルが使えるかどうか」

よりも

「いい補助輪を付けてるかどうか」

が重視される世界なので
こんな優秀なスキルを使いまくれる主人公が
追放されます。

というところで1話終わりです。

まぁ設定のガバが酷いですね。

色々とガバはありますが一番はやっぱり

「アルカナが重要な世界なはずなのに
 設定付けが下手なせいでそうなってない」

っていうところですよね。

・アルカナをもらえないと
 スキルは使えない

・スキルの性能はアルカナの星で決まる

これだけだったら

「アルカナの星の数は重要だよ」

ってわかるんですけど

・アルカナなしでスキルを
 使える人が普通にいる

・しかも星の数も才能でどうにでもなる

こんなこと言い出したら
破綻するに決まってるじゃないですか。

っていうところでもうすでに物語としては
死んでるわけなんですが…

さらにこの作品で酷い部分があります。

それがこの後の主人公が
あまりにも卑屈なんですよね。

例をあげると

治癒魔法使いとして緊急の現場に向かい

超重症の女の子の治療をすることになります。

通常であればかなり絶望的な状況です。

でももちろん主人公様なので
一瞬で完治させます。

いつものなろうって感じですね。

そしてその仲間たちに泣きながら
感謝をされますが…

星1の補助輪をもらったことを
根に持ちまくってます。

まぁ実際ショックは大きかったっぽいので
序盤のうちはしょうがない部分もあるでしょう。

「でもお前は補助輪関係なく
 普通にスキル使えるやん」


って至極全うなフォローを周りからもらうも

「星1らしく小銭稼ぎする」とか
「星1なんかじゃいい仕事はこない」とか

ぶつぶつ言ってます。

見るに堪えない
ネガキャンをし続ける主人公を

「星の数ではなく成したことを誇れ」

と、超イケメン狼さんが励まします。

そしてその後に
「そういえば名前をまだ聞いてなかったな」
と、主人公に名前を聞くと

「星1(のうなし)のアストル」

と、当てつけのように名乗ります。

お前さっきの狼さんの言葉が
全く響いてないんか?

まだまだ続きます。

高ランク冒険者が「腕を治してくれ」と
主人公の元に来た時は

「星1ジョーク」とかいう
謎の星1アピールをして

問題なく治療を終えると

「なんで星1に冒険者生命を
 預けてるんですか」


と追加で星1アピール。

この後すぐに表がザワという報告が入ると

「俺、星1のしきたり破っちゃいました?」

とまた星1アピール。

しかもここに関しては主人公が
なんでそう考えたのか理解できません。

「ダンジョンに行かないの?」

と聞かれれば「星1じゃ無理」とアピール。

「他の人より強いスキルが使えてる」
っていう自覚があるのにこれです。

実績を重ねた上で診察の依頼が来ても

「星1だから嫌がられるんじゃ?」

とアピールを欠かしません。

ここでまた卑屈過ぎる主人公に院長が

「星1だからって今まであなたが
 得たものを否定しないでね。
 あなた技術と判断力は素晴らしかった。」


と、これ以上ない賞賛を送ります。

しかしそんな言葉は主人公には届かず…

名指しで依頼が来れば

「星1の俺に依頼…」

と、全く成長がない主人公。

その依頼してくれたのが、主人公の実力や事情を理解してる仲間からだったとわかっても

「俺は星1だぞ?」

と仲間や自分を認めてくれる人の気持ちを
無下にしまくっていきます。

これが本当にストレスでしたね。

なろう主人公は卑屈な人が多いですが
ここまでのものは中々ないんじゃないでしょうか?

読んでて本当にイライラします。

まとめると

「卑屈過ぎる主人公が無能アピをするも
 そもそもの設定がガバ過ぎて
 成り立ってない作品」

というところですかね。

読みたい人は読んでみたらいいと思います。

それではまた。

落ちこぼれ[☆1]魔法使いは、今日も無意識にチートを使う(1)

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