【なろうがつまらない理由】「超難関ダンジョンで10万年修行した結果、世界最強に ~最弱無能の下剋上~」/とにかくイキってイキってイキり倒す

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今回はモンスターコミックスから出版されてる

「超難関ダンジョンで10万年修行した結果、
世界最強に ~最弱無能の下剋上~」


をレビューしていきます。

超難関ダンジョンで10万年修行した結果、
世界最強に(1)

タイトルにツッコむ所はなさそうですね。
それでは早速中身を見ていきます。

なにやら盛り上がってると思ったら
誰かが吹っ飛んできました。

なかなか治安が悪そうですね。

どうやら世界一の無能サンが
ボコられているようです。


というか絵のクセが凄いですね。

好みの問題なので良し悪しは言いませんが
人を選びそうな絵柄です。

そしてなにがなにやらわからぬまま
いつも通り時が巻き戻ります。

今回はスキルじゃなくてギフトなんですね。

なろう界隈の中でのスキルとギフトって
なにか使い分けてるんですかね?


そしてなんかほんわかとした女の子に
「カー君」と呼ばれた男の子が…

本作の主人公「カイ・ハイネマン」です。

なんか絵柄のクセがすごくて
下書きに見えてきました。


主人公と幼馴染のこの女の子は
今日ギフトをもらうみたいですね。

というかギフトってなんだ?
って思った所に説明が来ました。

端的にいうと「いつもの」ですね。

その人の特技的なものが決まって
将来が決まるほど重要なものみたいです。


そして主人公が幼馴染の女の子に
「どんなギフトが欲しい?」と聞かれると

「やっぱり剣術系のギフトかな」
とのことですが嘘みたいです。


なんやねん。って感じですが
主人公の言い分を見ていきましょう。

主人公に剣術系のスキルを持ってほしいと
考えいるのは剣聖のおじいちゃんだそうで。

主人公は立派なハンターになるための
ギフトがほしいそうです。

ハンターとは世界中の秘境の魔境を
探索して魔物を倒す職業だそうです。

…え、それって剣術系のギフトじゃ
ダメなんですか?

絵では弓にはなってるけど
探索して魔物と戦うなら剣でよくない?


とは思いますが主人公は
剣術系のギフトはイヤみたいです。

そんな話をしてたらなんかドヨドヨしてます

「多分また誰かがレアな
 ギフトを引いたんだよ。」


らしいです。

え、そんな感じなの?

福引で3等賞が出たくらいの
ノリなんですけど。

そしたら誰かが走ってきました。

幼馴染の女の子が増えました。

この子がさっきレアなギフトを
もらった子なんでしょう。

一体どんなギフトだと思いますか?

というわけで
「予想通り上級剣士でしたわ。」
とのことで上級剣士だそうです。

予想通りという言葉が出るってことは
この世界のギフトも遺伝の影響を
かなり受けるんですかね?


というか上級騎士であんなドヨめくくらい
盛り上がってたんですかね?

本当に福引の3等賞くらいの
ギフトな気がしますが。

そして主人公が「自分の女」アピールを
したところでまた声をかけられます。

登場人物多くない?

主人公が今なにをしているのか
把握できたくらいの段階で
すでに5キャラいるんですが。

この人達も幼馴染なんですかね?

この男の子が槍王のギフトだったとのこと。

なんか強そうですね?

じゃあドヨドヨしてたのは
この男の方だったんですかね?

全然わからないです。

なんやかんやあって
主人公と黒髪の女の子の番です。

はい、剣聖です。

まぁいつものって感じですね。
意外性とかは特にないです。

なんか流れで槍王に大魔導士
そして剣聖が出てるらしいですね。

大魔導士は描写はなかったけど
2人組の男の子のもう一人がそうなのかな?

金髪の子の上級剣士とかもはや外れでは?

でもこんなにいいギフトが出るのには
なにやら理由があるそうで。

「最高位のギフトが出るのは
 魔族の力が増加している証。」

は???

このギフトって魔族の力なの?
じゃなきゃ魔族の力の増加と関係なくない?

魔族の攻勢が近いのもなんで?って感じ。


このモブが陰謀論者過ぎてやばいですね。
全然意味がわからないです。


そんな謎理論はさておき主人公の番です。

主人公がいつもの水晶に手をかざすと…

なんか急に体が重くなって…

なにを伝えたいのか
わからない描写を挟んで…

「この世で一番の無能」になりました。

うーん、なんかなぁ…

主人公を外れギフトにするのは
いいんですけど行き過ぎなんですよね。


上級剣士、槍王、大魔導士、剣聖
ってきて

「この世で一番の無能」

ですからね。

他のギフトと共通性がなさ過ぎて
主人公下げをしたいだけっていうのが

透けて見えるんですよね。

「無能力者」みたいな感じだったら
まだ自然だと思うんですけどね。

「後々に強くなるから最初は弱い」

というものだったとしても体が重くなったり
ギフトをもらう前より弱くなる
理由がわかりません。

若干ネタバレになりますが少し経つと
体が重くなる設定とか関係なくなりますしね

主人公をイジメるためにやり過ぎて
違和感が出てしまっていますね。


そしてここから冒頭に戻り
イジめられてる主人公の様子になります。

普段からイジメられボロボロになって
日常生活もままなりません。


そんな中で主人公が考えるのは

中立学園都市の「バベル」に
行くことみたいです。


ここはギフトのない種族もいるから
主人公でも仕事があるかもとのこと。

そして、「いざ出発だ」ということで

「ハンターになって
 バベルで夢を叶えるんだ!」


ってまだハンターになりたいんかい。

いや、夢を持つのはいいことですよ。

ただ

「剣術系のギフトじゃハンターになるのは
難しいからハンター向きのものがいい」


っていうくらいハンターってギフトの
影響を受けそうなのにギフトを持つ前より
弱い状態でまだ目指すんですね。

そしてバベルに向かう道中でも
トラブルが起こります。

ご飯をもらう場では正当な料金を
払っているのにあまりもらえない。

しかも無意味な嫌がらせまでされます。

ギフトが弱いからって全くの無関係者まで
嫌がらせをしてくるっていうのはどうなの?


というか弱いギフト持ちって
顔と個人情報が広まるの早すぎない?


とは思いますが多方面からの
嫌がらせを受けています。

この辺はいつものなろうって感じですが
「いいな」と思うところもあります。


この作品は主人公に対して態度が
悪い人ばっかりじゃないんですよね。

まず育ての親であるおじいちゃん。

幼馴染の女の子。

隣の国?の聖女様。

その聖女の騎士。

と、結構主人公の味方もいるんですよね。

追放系のなろう作品と言えば
「いかに主人公を追い詰めるか」
命をかけてます。

でもこの作品は適度に味方がいるので
主人公を虐げる部分に違和感がなく
感情移入もしやすいです。

「女の子が主人公大好きロボットになる」

というのはご都合主義クソなろう
というイメージもありますが

幼馴染は接し方が変わらないだけで
この聖女は主人公の剣聖じいちゃんに
憧れてて主人公の幼馴染とも友達だった。

だから「主人公にも興味がある」っていう
くらいで恋愛感情とかは特にないんですね。

主人公も「距離感が掴みにくいから苦手」
みたいなこと言ってるし。

この辺の描写は自然でいいなと思いました。

ただ最後に出した騎士がもともと
外れのギフトで弱かったそうなんですけど。

外れのギフトで成り上がった人もいるのに
主人公がここまでイジめられるっていうのは
やっぱり違和感はありますね。


でも全然許容範囲内かと思います。

そしてこの辺りで主人公も
「こんな僕でも優しくしてもらえるんだ」
と感じて成長に繋がっていきそうで
いい雰囲気なんですよね。

正直、ダンジョンで10万年云々っていう
タイトルの割には全然ダンジョン行かないし
テンポが遅いな
とも思いましたが。

その分描写は丁寧ですし感情移入も
しやすいので良作感はあります。


…でもそれもここまでです。

この作品の問題点はそのダンジョンに
入ってからになります。

主人公が夜中にトイレに行った時に
敵勢力?に発見されてしまい
追い詰められてダンジョンに入るのですが…

主人公のギフトがここのダンジョンに
入る前提で作られているというか…


「主人公のために用意されたもの感」
がすごいんですよね。

どういうダンジョンかというと

・入口には無限の回復薬
・中では年を取らないし時間も止まってる
・ボスから強いアイテムたくさんもらえる

っていう感じで主人公のギフトが

こういう感じで

「100年くらい〇〇すると強くなるよ」

みたいなのばっかりなんですよ。

だからここのダンジョンと
主人公のギフトってセットなんですね。


ギフトに導かれるようにここに入ったなら
まだわからなくはないんですけど
本当にたまたま入っただけですからね。

ご都合主義な感じが急に出てきます。

ただこれはまだ些細な問題です。
次が個人的にかなりキツイ問題で

「主人公のイキりが酷い」

ってところなんですよね。

ダンジョンに入る前はまともだったのに
なんか急にイキり始めるんですよね。


ずっと入口で数千年くらい1人で
イメージトレーニングしてて

こんな感じで伝説の英雄らしき人達と
イメージで戦うんですよ。

「まずちゃんとイメージできるほど
この人達のこと知ってるんか?」


って感じですけどそれは置いておきます。

それでコレですからね。

勝手にイメージして弱すぎるとか言って
もはやただのヤベーやつです。

この辺りから主人公のイキリは加速度的に
酷くなっていきます。

邪神を名乗る敵が現れたらこんな感じ。
そしてそれに対し邪神が怒ると。

こんな感じ。

なんかイキりが臭過ぎて寒いんですよね。
これが相当キッツいです。

あとこれと連動する問題でもあるんですけど

このダンジョン修行パートが
めちゃめちゃに長いんですね。


正直ダンジョンに入るまでも
長いなと思っていたのですが…

ダンジョンに入るまでが2話
ダンジョンから出るまでに8話かかります。


しかも1話で大体40P以上あるんですよ。

1巻あたり4話収録っぽいので
本編が始まるのは3巻の後半からか
下手したら4巻からなんですよね。


ダンジョンに入る前みたいに感情移入できる
構成で面白ければまだいいです。

でもダンジョン内はずっっっっっと
主人公のイキりパートなので見てて
本当にキツいです。

あと個人的な話になるんですけど
私は虫が大の苦手でして…

画像は出しませんがリアルめな
虫の描写が多々あるんですよね…


虫じゃなくても気持ち悪い敵が多いので
それも個人的には結構しんどかったです。

ここまででも

・突然のご都合展開
・それによる主人公のクソ寒いイキり
・超々長尺な修行パート

・人によってはキツい描写

これだけでも割とオーバーキル気味ですが
最後の問題点があります。

ここまで乗り越えてきた読者を
待ち受ける本編。

イキリまくりながら強くなった主人公が
どんな無双をするのかという所で…

絵が劣化します。

え、なんで??って感じですね。
なろうではよくあることなんでしょうか?

自分が知る範囲では初めての事だったので
割と驚きました。


クセが強いながらも上手な絵だったのに
それすらも失ってしまいました。


絵が変わっても主人公のイキり癖とかは
全く変わってなくて

この超劣化した絵でイキり散らしてきます。

こうなるともはやいいところなしの
イキりなろう主人公様TUEE極寒物語です。

ギャグ漫画にした方が
よさそうなレベルですね。

絵以外の漫画の技術的な部分も
めちゃめちゃに劣化してるので
ここから先の挽回は期待できないでしょう。

まとめると

最序盤はいい雰囲気だったのに
なんか並以下のなろう漫画になってた


って感じですかね。

以上

「超難関ダンジョンで10万年修行した結果、
世界最強に ~最弱無能の下剋上~」


のレビューでした。
読みたい人は読んでみたらいいと思います。

「時間は無限にあったのに結局
 剣の道を歩んでるのはなんでなん?」


って思った人はコメントお願いします。

超難関ダンジョンで10万年修行した結果、
世界最強に(1)

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超難関ダンジョンで10万年修行した結果、世界最強に/
モンスターコミックス

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