【なろうがつまらない理由】「異世界転生の冒険者」1話/とにかく戦闘描写が酷すぎる

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今回はマッグガーデンコミックス
出版されている「異世界転生の冒険者」
レビューしていきます。

異世界転生の冒険者(1)

なろうにしてはタイトルが短いですね。
いいと思います。

それでは中身を見ていきましょう。

出典:異世界転生の冒険者
マッグガーデンコミックス

というわけで開幕からお葬式です。

まぁこれはいいでしょう。
死ないと物語が始まらないですしね。

今回は0話と1話があって長くなりそうなので
サクサクと進んでいきます。

このあと異世界の神様みたいなのが来て
異世界転生の交渉を持ち掛けます。

チート能力をあげるのはもちろんですが
主人公が去った後のこの世界にも
なにか魔法をかけてあげるとのこと。

出典:異世界転生の冒険者
マッグガーデンコミックス

主人公はみんなの中にある
自分の記憶を薄れさせることを望みます。

もう泣かないでほしいけど
綺麗に忘れられるのは寂しいと
ちょっと物悲しい雰囲気で語ります。

いいですね。

なろう主人公と言えば現世に
全く未練がなかったり死んだことを喜んで
異世界転生したりするやつばっかりなので。

ちゃんと死んで悲しいし
現世のことも気に掛けるというのは
それだけで高評価です。

タイトルのシンプルさも相まって
普通のなろうと違う雰囲気を感じます。

ただこの次が問題です。

出典:異世界転生の冒険者
マッグガーデンコミックス

あーあ、なんでこうしちゃうかな。

いい雰囲気になってたのが台無しだよ。

しかもそんな色々な神様が褒めたたえるほど
いいことをしたわけでもないっていうね

そして女の神様ばっかり。

結局はチートもらうための儀式ってだけで
他のなろうと違う雰囲気が出たのは
たまたまでしたね。

やっぱりいつものなろうでした、サーセン

さっさと異世界に行ってもらいましょう。

出典:異世界転生の冒険者
マッグガーデンコミックス

神をも滅する存在になりかねないそうです。

なんで自分達が滅されるほどの
力をよくわからん人間に与えるんですかね。

なろうは本当にこういう雑な設定、描写が
多くてうんざりします。


主人公を持ち上げたいがために
他のことを考えずに思いついたことを描く
みたいなのそろそろやめません?

まぁこの世界の神々が考えなしの
馬鹿ばっかりっていうのがわかりましたね。


そして少し飛んで転生後。
稽古をつけてもらってるシーンです。

出典:異世界転生の冒険者
マッグガーデンコミックス

やばない??

これなにが起こってるかわかります?
自分は全くわかりません。

この漫画の一番の問題点なんですけど
アクションシーンが壊滅的に下手です。


比喩とかじゃなくて本当に
なにが起きてるかわからないんですね。

爺「ぼーっとしておる場合か?」

って言ってるけど別に
ぼーっとしてるようには見えないし

下のコマの

爺「弾いたつぶてが小さな壁に!?」

も全然意味がわからないです。
壁なのこれ??

しかもこれ、つぶて?を弾いてる描写も
特にないんですよ

仮に1000歩譲って弾いたつぶてが
壁になってたことを飲み込んだとしても
それがなんなんだよ。


余裕で乗り越えられるだろこんなん。
というか普通に歩いても気付かんわ。

逆によくそんなうまく躓けたな。
躓いたのかすらもわからんけど。

このシーンがひどすぎて薄れてますけど
左のページもなかなかです。

シンプルになにしてるのかわからん。

ボヒュってなに?
風を起こしてるの?

まぁ次いきましょう。
爺さんの帽子を取ったらダンジョンに
行く許可をもらう約束だそうで。

ダンジョンに向かいます。

出典:異世界転生の冒険者
マッグガーデンコミックス

ダンジョンなんて聞いたら
行きたくなるのはしょうがないそうです。

そうなん??

とりあえずここ「大老の森」は
Aランクダンジョンとのことです。

いや、Aランクってなんだよ。
というかまずダンジョンってなんなんだよ。

当然のようにAランクダンジョンとか
言ってるけど全く説明がないです。

主人公が勝手にテンション
ぶち上がってるだけです。


せめて

・ダンジョンの攻略とはなにか
・攻略したらなにがすごいのか
・冒険者はこの世界でどういう存在なのか


このくらいは教えてくれないと
全く主人公と同じ気持ちになれません。

とりあえずAランクダンジョンを
“強い魔物が出てくる危険な場所”
解釈して読み進めてあげても


村人が散歩で行くような場所
だそうです。

じゃあなんなんだよここは。

頼むからもうちょっと考えて
話を描いてくれよ。

・ダンジョンを攻略するのが冒険者
・危険だから今まで許可がもらえなかった

・主人公は初ダンジョンでワクワク

って流れなのに村人が散歩で行ってたら
意味わからなくなるだろ。

神を滅する力がある主人公は
散歩も出来なかったんか?

というかあの日のゴブリン”って誰だよ。

ゴブリンと戦ってる描写なんてないだろ。
いきなり新キャラ出すな。

その後、森を歩いてると動物達が
なにかから逃げるように移動していました。

何事かと見てみると

出典:異世界転生の冒険者
マッグガーデンコミックス

なろう定番ペット、「フェンリル」です。

本当になろうはフェンリルが好きですね。

正直フェンリルの向きとか
言いたいことはあるんですけど次いきます。

出典:異世界転生の冒険者
マッグガーデンコミックス

ブレス!!!(満月の氷涙)

どうなってんのこれ?
犬の口から出てるの?

このコマだけ見ると主人公の
攻撃にも見えるんだけど。

というか読み仮名が逆じゃない??

満月の氷涙って書いて
「ブレス」って読むんじゃないの?

ブレスって書いて
「満月の氷涙」って読むの?

というか「満月の氷涙」ってなんて読むの?

ブレスなのに涙なの??

とりあえず犬が氷を飛ばしたっぽいですね。

その結果…木に氷がちょっと付きました

しょぼくね?

でも主人公の反応は

「なんて威力だ…
氷の壁が作れそうだな」

なんですよね。

お前は壁作ってばっかりだな。

どう見てもすごい威力には見えないし
補足説明で壁が作れそうって言われても
全然ピンと来ないんですよね。

全編を通してこの作者の描写が下手過ぎて

・作者が伝えたいイメージ
・読者が受け取るイメージ


この2つがかけ離れてます。

だから作者が「すごいんだよこれ!」って
言っても凄さが伝わってこないんですね。

それだけならまだしも
コマの動きも、話の内容も伝わらないので
登場人物のテンションについていけません。

スルーしましたが
「なぜ外した?威嚇か?」
っていうのもよくわからんです。

ここから続けて引用します。

出典:異世界転生の冒険者
マッグガーデンコミックス

終わってる

・犬がどこをどう怪我してるかわからん
・蛇がどこから出たのかわからん
・犬が2匹でどっちがどっちかわからん
・咥えてる蛇?がわからん、小さくね?
・お腹が大きいのもよくわからん


読ませる気あるのこれ?

描写が下手とかってレベルじゃないです。
ここまでなにも伝わってこない漫画は
初めて見たかもしれません。

ここから先は

「なにがなんだかわからん」

っていう感想しか出てこない
戦闘シーンが続きます。

特に見る価値もないです。

というわけで結構飛ばします。

出典:異世界転生の冒険者
マッグガーデンコミックス

子犬が生まれて親犬は死にました。

作者が自分の画力のなさに気付いたのか
死亡を文字で表現してきましたね。

これがないと死んだのかどうかすらも
わからなかったので英断だと思います。

作者としてはめっちゃいい話を描いて
「読者大号泣!」って思ってるんでしょう。

でも作者がどれだけ

「ほら、すごいでしょ?感動でしょ?」

って言っても

最後までなにが起きてるかわからんかった

という感想しか出てこないのが現実です。

そもそも森でたまたま出くわした犬が
すでに弱ってて死んでしまったとして
そこまで感情移入できますかね?


超絶描写がうまい漫画家さんでも
これだけで感動させるのは
難しい気がしますが。

この辺は個人差もあると思うので
あまり触れないでおきますが。

少なくともこの作者には無理です。
何も頭に入ってきません。

というところで1話終了です。

いつものなろう以上に
読むのが疲れる作品でした。

スタートの数ページで少し期待した分
ガッカリ感がすごいですね


この時点では特にチートで無双!
みたいなことはしてないですし
主人公のキャラ自体は好感を持てるので
神様達に気に入ら過ぎずに転生してれば
良作になる可能性もありそうだったのに。

どっちにしてもこの描写力じゃ
なにも伝わらないから無理か

あ、子犬の名前はシロウマルだそうです。
よかったね。

以上

「異世界転生の冒険者」

のレビューでした。

読みたい人は読んでみたらいいと思います。

「神を滅する力はどうした?」
って思った人はコメントお願いします。

異世界転生の冒険者(1)

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